岡山県は、新型コロナウイルスの感染拡大や病床使用率の急増に歯止めがかからないことから県内の感染状況を最も深刻な「ステージ4」に引き上げました。
ステージ4は、感染が急増した第4波の5月以来です。
岡山県庁で開かれた新型コロナウイルス対策本部会議で総合的判断から「ステージ4」への引き上げを決めました。
17日から23日までの岡山県の感染状況を見ると、6つの指標のうち3つがステージ4です。
新規陽性者数は、前の週と比べて1・4倍に増えていて、10万人あたりの療養者数も前の週から1・4倍になっています。
入院の病床数使用率は44・3%でステージ3相当ですが、前の週から一気に10ポイント上昇してきました。
7月1日から8月18日までの新規感染者のワクチン接種状況を見ると、2398人80%の人が未接種で、1回または2回摂取した人は294人10%、2回摂取して2週間以上経過した人は104人3%でした。
中でも2回摂取して2週間以上経過した感染者には重症者はおらずワクチンの効果がうかがえます。
感染状況のステージ4引き上げに伴い県立学校の行動基準が最も高い「レベル3」に引き上げられます。
8月25日からの対応として▽時差通学の検討▽感染リスクの特に高い学習活動は行わない▽臨時休校になった場合はオンライン授業に切り替える▽修学旅行は延期する▽運動会や文化祭などは延期や中止、規模を縮小しての実施を判断する▽部活動は公式大会を控えている部を除き行わないーなどです。
県教委ではこれらの方針を市町村教委に対しても周知していきます。