倉敷美観地区の加計美術館で「うちわ」と「扇」の展覧会が開催されています。
この「うちわ」と「扇」は1973年岡山髙島屋がオープンして以来、岡山地域の人々にお中元とお歳暮の品として贈られてきたものです。
50センチもの大きさの「大うちわ」は夏の季節感が込められ、「扇」は新春の清々しさを表しています。
今回初めて行われたこの作品展では、池田遙邨や平山郁夫など、66人の作家による作品77点が展示されています。
こちらには倉敷市の鳥カワセミが水面近くを飛ぶ様子が繊細なタッチで描かれています。
その他、日本画家の奥田元宋が描いた扇には、赤富士と松そして朝日と雪景色の中の松があります。
対照的な二つの作品はどちらもお正月に床の間に飾ることを想定して作られています。
「夏のうちわと冬扇」の作品展は10月3日(日)までとなっています。