玉野商工会議所は、宇野港を拠点に10月開催を予定していた大型イベント「たまの港フェスティバル」について、新型コロナの感染拡大などを理由に中止すると発表しました。
開催見送りは2年連続です。
たまの港フェスティバルは例年5月に開かれていましたが、今年は新型コロナの影響で日程をずらし、10月16日・17日の2日間で開催する計画でした。
実行委員会の事務局によると、玉野市からの補助金削減というピンチを乗り切るため、今年度は、イベント設営費用の一部をクラウドファンディングで募集しました。
100万円に達したら開催するという条件を掲げたところ、7月14日から8月20日までの間に140万円を超える支援があり、資金面では開催に見通しがつきました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が予想以上に深刻で、感染防止対策にかかる費用が膨大で、来場者やスタッフの安全面を考えると困難であるという結論に達し、断念しました。
クラウドファンディングで集まった資金は、来年度の開催で活用するということです。
実行委員会は「コロナ禍の中、たくさんの支援を頂き感謝しています。
2年連続の中止は苦渋の決断ですが、来年こそは開催したいです」とコメントしています。
なお、玉野まつり振興会が主催する玉野まつり花火大会についても、当初11月開催を目指していましたが、延期することを決めています。
玉野まつり振興会の事務局によると、来年1月ごろまでに最終判断し、可能なら今年度末の開催を目指すということです。