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倉敷市の水道料金が、早ければ来年からおよそ20%上がる見通しになりました。
水道事業の経営を審議する会議で値上げを市長に答申することを決めました。
4人家族の世帯では、1ヵ月あたり450円程度上がる見込みです。
倉敷市水道事業経営審議会では、今年1月に市長から水道料金の適正水準について諮問を受け、答申内容を審議していました。
水道局では、電気代などの物価高騰や地震災害に備えた水道管の耐震化による経費の増加で、2025年度から3年間の収支はおよそ42億円不足すると試算しています。
これを受け審議会では、現在の料金より平均で20.82%の引き上げが必要と判断しました。
前回2019年の値上げ幅よりおよそ5%大きくなっています。
例えば、1ヵ月で20立方メートルの水を使う4人家族の世帯だと、1ヵ月あたり2200円だったのが2659円になり、459円の値上げです。(2カ月単位で徴収)
なお、答申どおり値上げしても、県内15市の中で2番目に安い水準は変わらないということです。
【インタビュー】
倉敷市水道事業経営審議会 天王寺谷 達将 会長(岡山大学学術研究院准教授)
水道料金の値上げは、6月をめどに市長へ答申します。
その後、議会の議決を経て、正式に決まります。
早ければ来年4月の集金分から新しい料金が適用されます。