きょう(21日)から全国一斉に秋の交通安全運動が始まりました。
倉敷市と総社市ではスタートに合わせてパトカーや白バイなどの出発式が行われました。
倉敷市役所で行われた出発式は新型コロナの影響で規模を縮小し、伊東 香織 市長や警察関係者が出席しました。
ことしは「思いやりゆとりは無事故へつづく道」というスローガンのもと、子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保や、信号機のない横断歩道での歩行者の保護など8つの重点目標が掲げられています。
倉敷警察署管内で今年1月から8月末までに発生した交通事故は4479件でした。
このうち人身事故は579件と去年の同じ時期より1.5倍以上の206件増え、高齢者の被害件数と加害件数もそれぞれ倍増しています。
事故の原因として全体の半分以上が交差点での出会いがしらの衝突によるものです。
倉敷警察署では慎重な運転と安全確認を呼びかけ、指導や取り締まりを強化したいとしています。
また、総社市でも出発式が行われました。
出発式には総社市の片岡聡一市長や総社警察署の大谷吉高署長などが出席し交通安全意識の強化を宣言していました。
今回の重点目標としては児童生徒の登下校時の見守り運動や横断歩道の歩行者優先といった思いやり運転の推進を挙げています。
また、総社警察署では交通安全運動としては初めての取り組みとなる小型飛行機を使った交通安全の呼びかけも行いました。
総社警察署管内では今年に入ってから今月20日までに交通事故が939件発生していて去年と比べると56件増加しています。
人身事故は去年より29件多い101件です。
死亡事故は発生していませんが、重傷事故は増えており今後も注意喚起が必要だということです。
秋の交通安全運動は9月21日から9月30日までの10日間です。