玉野市議会9月定例会は、鉾立認定こども園を来年3月で廃止する条例など執行部提案の11議案とスポーツ振興財団の不祥事の再発防止に向けた条例など議会提案の3議案を可決して閉会しました。
また、今期限りで退任を表明している黒田晋市長が、最後の定例議会の壇上に立ち感謝の気持ちを述べました。
本会議最終日では、追加提案を含む11議案を議決しました。
このうち、鉾立認定こども園を来年3月末で廃止する条例案は、意見が大きく割れました。
これは、今年3月に策定した幼保一体化等将来計画に基づき、山田にあるサンマリン認定こども園と統合するものです。
委員会審査では、住民の同意が得られたとは言えない、施設の老朽化や少子化への対応のためやむを得ないと意見が二つに割れました。
採決の結果、議長を除く18人のうち12人が賛成して、可決されました。
このほか、日の出ふれあい会館を市の社会福祉協議会に無償譲渡する条例案や、玉野商工高校に電子黒板2台とパソコン21台、総額2800万円あまりの機材を導入する議案なども可決されました。
また、議会提出議案では、玉野市スポーツ振興財団の4000万円に上る使途不明金問題について、再発防止を図るための条例が可決されました。
玉野医療センターなどの出資法人に対して、市が経営状況を調査するほか、公的支援の要請を受けた時には、議会に報告することを規定したものです。
そして、閉会を前に、この9月定例会が最後となる黒田晋市長があいさつに立ち、次のように述べました。
次回の本会議は11月9日に臨時会として開かれ、16年ぶりに就任する新しい市長が所信表明する見通しです。