倉敷市の書家故・三宅素峰さんの作品展が児島にある記念館で開かれています。
故・三宅素峰さんは倉敷市福江出身の書家です。
天城高校や清心女子高校などで書道教諭を務めながら、漢字やひらがなが混ざった書「近代詩文」の岡山県の第一人者として活躍し2004年に他界しました。
記念館は、三宅さんの作品を展示しようと長女の四宮京子さんが児島にある三宅さんのアトリエだった建物を活用し2015年に整備したものです。
今回の作品展には臨書から近代詩文、俳句などおよそ20点を展示しています。
こちらは三宅さん自身が生前「ずっと手元に残したい」と言っていた作品です。
東京都うまれの詩人、故・石垣りんさんの「0」という詩を筆でしたためています。
このほか、親しみやすく「読める書」にこだわってきた三宅さんらしくことわざや小林一茶の句などのなじみのある言葉が自由な筆遣いで表現されています。
三宅素峰作品展2021は三宅素峰記念館であす7日(日)まで開かれています。