大原美術館や倉敷中央病院などを設計した総社市生まれの建築家薬師寺主計の成果を紹介するパネル展が、倉敷市立美術館で開かれています。
1884年、総社市に生まれた薬師寺主計は、東京帝国大学卒業後、倉敷・総社を代表する近代建築の数々を手掛けてきました。
岡山建築研究会が、薬師寺の活動を広く知ってもらおうと企画した展示では、8つのパートに分けて紹介しています。
彼と大きな関わりを持ったのが、実業家の大原孫三郎。
最初に設計したのは、藤木工務店が施工した第一合同銀行倉敷支店、いまの児島虎次郎記念館です。
そして、薬師寺がこだわったのがアール・デコ様式。
大原家別邸の有隣荘や、旧中国銀行本店などに用いている建築デザインについて詳しく解説しています。
また、薬師寺の建物で象徴的なのが、朱色の瓦。
有隣荘や倉敷中央病院などで採用していますが、実は大原美術館本館の屋根にも導入する構想があったことなど、考察を交えながら紹介しています。
このほか、魚拓づくりや人形の収集、絵画など、薬師寺の多彩な趣味が分かる品も並んでいます。
倉敷における近代建築展は、8日(日)までです。
また7日(土)には、上田名誉教授による記念講演会「大原美術館を設計した薬師寺主計」が開かれます。
午前10時30分~倉敷市立美術館3階入場無料




