あす(9日)から始まる秋の火災予防運動を前に、玉野市消防本部で消防職員を対象に特別点検が行われました。
今年4月に新築・移転した新しい消防庁舎で初めての特別点検となりましたが、けさ玉野市田井の民家で火災が発生した影響で規模を縮小して行われました。
井上潤一消防長が、出席した消防職員28人の服装や手帳を一人ずつ確認していきました。
玉野市内で起きた火災の件数は、今年に入って14件で、去年の同じ時期と比べて1件減っています。
(11月8日午前9時現在)ただ、内訳をみると、建物火災が9件と去年から倍増。
そのうち1件は、住宅用火災警報器がついていない民家で、高齢者1人が犠牲になりました。
井上消防長は訓示で、二度とこのような火災を起こさないためにも、住宅用火災警報器の設置率向上を目指すと力を込めました。
住宅用火災警報器の設置率が、6月現在で70%と、県内平均より8ポイントほど低い玉野市。
普及対策として、今年度初めてパンフレットを作成し、15日までの秋の火災予防運動期間中に町内の回覧板や掲示板による広報活動を行います。
また、去年新型コロナの影響で中止した訓練や行事も一部で再開し、火災予防の啓発、消防職員や団員の士気向上を図ります。