80歳になっても現役です。
倉敷市の画家・木口敬三さんの個展が、天満屋倉敷店で開かれています。
木口さんは、倉敷青陵高校在学中に画家の道を志し、大学卒業後フランスへ。
以降国内外で作品を手掛けてきました。
80歳になった今は目が見えにくいそうですが、創作意欲は満々。
今回の個展では、近作を含む30点を披露しています。
こちらは、フランスの画家イブ・クラインが開発した「クライン・ブルー」という色を使った作品です。
顔料を膠で溶いて練ってからキャンバスに着色したもので、岡山発の作品では珍しいものだそうです。
地元倉敷にある蔵をモチーフに、心が揺れ動くさまを現した作品は、木口さんならではのタッチです。
銅版画も手掛けています。
イタリアにある人口8000人の都市・サン・ジミニャーノを題材にしたこの作品は、城壁やオリーブの木など細かい描写も見どころです。
木口さんの個展は22日まで、天満屋倉敷店で開かれています。