倉敷市本町のうどん店内にギャラリーがオープンし、倉敷市玉島の写真家、後藤田三朗さんの写真展「倉敷川の宇宙人」が開かれています。
うどん店「富来屋本舗」は、観光客に倉敷をアピールしようと8月3日から店内の空きスペースを活用し、ギャラリーを開くことにしました。ギャラリー最初の展覧会は、日本写真協会新人賞を受賞したことのある後藤田さんに依頼しました。会場には倉敷川の柳を剪定する作業員、川を泳ぐ白鳥にレンズを向けるカメラマンの様子など、美観地区の日常を切り取った写真25点が展示されています。大原美術館前の今橋の側を写したこの作品は、橋の近くの石垣が素隠居やままかり寿司のようにも見え、何気ない風景の中に隠れる偶然や発見を独自の視点で楽しんでいます。後藤田さんは聴覚に障害がありますが、研ぎ澄まされた視覚で、ユーモラスな瞬間を切り取っています。
写真展「倉敷川の宇宙人」は8月31日まで、倉敷市本町のうどん店内富来屋ギャラリーで開かれています。