倉敷美観地区のギャラリーで、新春を彩る人形展が開かれています。
寅、寅、寅。
今年の干支・寅たちが色とりどりの表情を見せます。
新春恒例の人形展には、岡山県内外の作家10人が手がけたおよそ100点の作品が並びました。正月から縁起のいい七福神は、ちりめんと古い布で作っていて、見ているほうも顔がほころびそうです。こちらのひな人形は、女雛と男雛が干支の寅。周りを彩る菱餅やあられなどの飾りも細かく再現されています。現代作家の作品とあわせて、古くから伝わる雛飾りもおよそ350点展示されています。江戸時代中期に作られたとされる享保雛は、豪華な衣装に面長のお雛様の表情が印象的です。江戸時代に作られた市松人形や、木目込み人形の原型とされる京都発祥の加茂人形など、歴史のある人形の数々が初春(はつはる)のお祝いムードを演出しています。
「人形展 古き良きもの、新しき良きもの・・・」は、倉敷市中央の工房イクコで10日まで開かれています。