オミクロン株の急拡大を受けて倉敷市は、来週24日から公共施設の利用制限を行うと発表しました。
特に子どもや高齢者向けの施設は臨時休館とします。
倉敷市が新型コロナ感染対策本部会議を開き、今後の対応を協議しました。
今月1日から18日までの感染状況を見ると、年代別では20代以下が全体の3分の2を占めています。
また、家庭内で3日以内に感染するケースが多いことから、吉岡明彦保健所長は、「市内の感染者はほとんどオミクロン株によるもの」との見解を示しました。
また、きょうの新規感染者数が過去最多を更新したこともあり、これ以上の感染拡大を防ぐため、市では今月24日から来月13日までの間、公共施設の利用制限を行うことを決めました。
公民館や市民交流センター、屋内の体育施設などが対象です。
新規の利用・受付を中止し、すでに予約してあるものも中止や延期を要請します。
変更が難しい場合は利用人数を減らすなど感染対策をすれば使えます。
自然史博物館や美術館、科学センターは入場人数を、図書館は閲覧座席の数と利用時間を制限します。
このほか、児童館や地域子育て拠点、憩の家など保健福祉関係の施設は、子どもの感染拡大や高齢者の入院者数増加を防ぐため、臨時休館にします。
また、小中学校や幼稚園でも対策を講じます。
参観日や学習発表会などの行事は、延期または中止を検討。
中学校の部活動は、1か月以内に大会や発表会がある部を除いて、今月22日から原則中止とします。
井上正義教育長は、「学校でクラスターを出すと受験に影響が出る。
厳しい制限だが、受験生の3年生を守るためにも今回の措置は妥当ではないか」と説明しています。