準絶滅危惧種に指定されているミズアオイの種まき会が倉敷川沿いの自生地で行われました。
ミズアオイは湿地で育つ植物で、現在、岡山県では倉敷市加須山の倉敷川沿いでのみ生育しています。
ミズアオイの種まき会には倉敷市内の親子などおよそ30人が参加しました。
ミズアオイは数年前からジャンボタニシやヌートリアによる食害で花が全滅する被害も発生していています。
倉敷市立自然史博物館友の会や重井薬用植物園ではミズアオイを保全しようと毎年、種まきや環境の整備に取り組んでいます。
参加した人は小さい種を手に取り湿地の中に種を次々とまいていました。
今回種まきをしたミズアオイは4月中旬ごろに芽吹き、9月ごろに青紫色の花を咲かせます。
種まきのあと、ミズアオイと同じく水辺に生息する野鳥の観察会も行われました。
秋にはミズアオイの観察会も行われる予定だということです。