倉敷考古館で日本遺産・桃太郎伝説にちなんで「鬼」をテーマにした企画展が開かれています。
「吉備の鬼語り」と題した企画展には鬼瓦や鬼面などおよそ30点が並びました。
建物の屋根を雨などから守る鬼瓦は、もともと鬼が描かれていたわけではなく、展示されているなかで一番古い飛鳥時代のものは蓮の花がデザインされています。
奈良時代のものから鬼が描かれ、鬼師という専門でつくる人が誕生した鎌倉時代からは鬼の顔が立体的なものへと変わっていきました。
こちらは茶屋町の伝統行事「鬼まつり」で使われていた鬼面です。
各家で自らが作っていた鬼面は、顔のパーツのバランスや表情がそれぞれ違い、怖い鬼の顔ながらも、愛嬌が感じられます。
企画展「吉備の鬼語り」は倉敷考古館で2月27日まで開かれています。