水島臨海鉄道は所有する老朽化した旧国鉄時代の車両を当時の塗装に復刻させるプロジェクトを進めています。
2つめとなる車両の塗装が終わり生まれ変わった姿できょうから運行がはじまりました。
こちらが塗装を終え、きょうから運行がはじまったキハ38です。
昭和40年に製造された車両で当時国鉄で走っていたときの色にぬりなおされています。
このキハ38は当時、東京都の八王子と群馬県の高崎を結ぶ八高線を走っていたことからこのカラーリングは「八高線色」と呼ばれています。
この旧国鉄時代の車両の復刻は水島臨海鉄道が老朽化が進んでいる貴重な車両3両を保存しようとクラウドファンディングを活用してすすめているプロジェクトの1つです。
去年12月に塗装を終えたキハ37に続いて今回2両目の完成となります。
再塗装ではこれまでの塗装を一度はがしてからサビなどで腐食が進んでいた部分を丁寧に修復し新しく色を塗っています。
キハ38の「八高線色」には黒とクリーム色、赤色、灰茶色の4色が使われていて、当時の資料などを調べ忠実に色を再現しました。
現在はプロジェクト最後の車両となるキハ205の修復作業がはじまっています。
3月中の完成を目指しています。