施設の老朽化を受け新築整備を進めていた総社市の池田分館が完成し、落成式が行われました。
新たな池田分館は元の分館の西側、池田小学校、幼稚園のすぐそばに建てられました。
鉄骨造り平屋建てで、外観は池田地区にある国の名勝・豪渓の石柱をイメージし、地域に溶け込むデザインとなっています。
きょう(8日)完成を記念して落成式が行われ、総社市の片岡聡一市長や市議会議員、施工業者などおよそ50人が出席しました。
式では、片岡市長が挨拶をした後、施工業者の代表へ感謝状を手渡しました。
そして、池田分館の在間洋則分館長から総社市へ感謝の言葉、放課後児童教室などで分館を利用する池田小学校の児童から寄せ書きが贈られました。
元の池田分館は、建設から45年が経ち、老朽化が課題となっていました。
総社市は、平成30年に地域住民から要望を受け、令和元年度から移転新築整備を進めてきました。
施設内には、およそ100人を収容できるホールのほか、和室や調理室が整備され、講座やイベントなどに使うことが出来ます。
また、耐震性を高め、槇谷川の増水に備えて床の高さを元の分館より1・4メートル高くするなど防災面を強化し、災害時の拠点として活用することも想定しています。
池田分館には市役所の北出張所も設けられ、市民課を中心とした業務を担います。
また、元の分館は今月中旬から解体を始め、6月ごろまでに駐車場として整備する予定です。