国重要文化財の町家建築・大橋家住宅を独創的な生け花で彩るイベント「倉敷ハナモヨイ」が開かれています。
重厚感のある巨大なオブジェが床の間に現れました。
表現しているのは、今直面している世界情勢です。
ブルーのデルフィニウムとイエローのグロリオサ、それにヒマワリの花で、ウクライナの国旗をイメージしています。
トゲトゲしい木の根元に金網がまかれた様子は、いまのウクライナの立場や状況を表しているそうです。
手がけたのは、イベント装飾などを手掛ける早島町のアーティスト能勢聖紅さん。
去年10月に続き大橋家住宅でこの催しを開きました。
今回は、東京を拠点に活動する華道家の萩原亮大さんも加わり、独創的な作品で床の間を彩りました。
萩原さんは、和室に池を作り、ショウブとアガパンサスを生けました。
テーマは「端午の水庭」です。
二人はきょう(4日)までに制作を終え、5日からは4つの作品を鑑賞できます。
能勢さん、萩原さんによる作品展「倉敷ハナモヨイ」は、9日まで大橋家住宅で開かれています。
会期中は会場で、ウクライナ支援募金も行うということです。