木工と焼物の2人の作家による作品展が倉敷市内のギャリーで開かれています。
会場の工房イクコには、工芸作家羽生野亜さんと陶芸家の村上雄一さん2人の作品、およそ280点が並びました。
羽生さんは茨城県在住でブナの木を彫刻刀で削った皿や木と鉄を組み合わせた作品など木工を中心としたものづくりをおこなっています。
今回、初の試みとなった埋もれ木を使った器も出品されました。
他の作品と比べて木目が細かいのが特徴です。
村上さんは岐阜県に工房を構えていて、茶器を中心とした陶器や磁器をつくっています。
こちらの茶器は、磁器土の中でも特に白い土を使ったものです。
全体の形や注ぎ口、持ち手などのデザインは果物をイメージしていて、みずみずしさや生命力を表現しました。
そのほか、2人の作家それぞれの素材や形にこだわった作品の数々が合わせて楽しめます。
羽生野亜村上雄一二人展は5月22日(日)まで工房イクコで開かれています。