倉敷市児島のジーンズメーカー・ベティスミスが運営するジーンズの資料館が、この春リニューアルしました。
テーマは「楽しむ」です。
ベティスミスが本社周辺に展開するジーンズミュージアムの2号館「国産ジーンズ館」です。
ここはジーンズの洗い加工工場だった建物で、2014年に資料館に改装しました。
当時使っていた大型洗濯機や脱水機などの機械を間近に見ながら、作業工程を学べます。
70年代に大流行したベルボトムや、80年代後半にヒットしたケミカルウォッシュなど、ジーンズの実物やパネルなどを通じて、歴史的な進化やトレンドを感じられます。
年間5万人が訪れ、児島地区でも屈指の観光スポットになりましたが、オープンから9年目で初めてリニューアルしました。
リニューアルでは、新たに体験コーナーを充実させました。
サンドペーパーを使ってデニム生地の表面をこすると、力の入れ具合で仕上がりが変わることを体感できます。
うまくいけば、ベティスミスのキャラクターが生地に浮き上がります。
こちらは、「ガチャガチャ」と呼ばれるカプセルトイのコーナー。
1回500円で、600円相当のベティスミスグッズが手に入ります。
国産ジーンズ資料館限定です。
また、70年代、80年代のトレンドになったジーンズの等身大パネル写真も用意しました。
このように、ジーンズの技術と歴史を、楽しみながら感じてもらう工夫が盛り込まれています。
国産ジーンズ館は、2003年にオープンしたジーンズミュージアム1号館とともに、無料で見学できます。