スマートフォンを使用しながらトラックを運転していたドライバーによって家族を亡くした遺族による講演会が倉敷市立短期大学で開かれました。
講演会には、倉敷市立短期大学の4つの学科からおよそ250人が参加しました。
今回、公演を行ったのは6年前、愛知県で発生した交通事故で息子を亡くした則竹崇智さんです。
当時小学4年生だった則竹さんの息子、啓太さんは学校から帰る途中横断歩道を渡っている時にスマホでゲームをしながら運転していたトラックにはねられ亡くなりました。
則竹さんは、この悲劇が繰り返されないよう5年前から全国各地で講演会を開き交通安全を訴え続けています。
講演では、事故発生直後の心境が詳細に語られました。
去年、全国で2636人が岡山県では57人が交通事故によって亡くなっています。
則竹さんは、学生たちに改めて交通安全の大切さを訴えました。
倉敷市立短期大学では毎年、外部講師を招き人権教室を開いていて今回の講演会もその一環として行われました。