東京都出身のガラス作家石川 昌浩さんの作品展が倉敷市の日本郷土玩具館で開かれています。
会場には、石川さんが製作したコップや皿、鉢、ビンなどの生活道具、約370点が並んでいます。
石川さんは倉敷芸術科学大学の1期生としてガラス工芸コースに入学。
そこで倉敷ガラスの生みの親、小谷眞三さんに教わり、卒業後は全国各地で個展を開いてきました。
こちらの網目コップは製作途中の失敗から生まれたものですが、今では一番多く制作している、思い入れが強い作品となっています。
また、白いペイントが施されたものは石川さん自身が、カラフルな色合いで色づけられたものは沖縄の琉球張り子作家豊永盛人さんが手がけ、それぞれの個性が溢れる仕上がりとなっています。
石川さんは、「ガラス製品は置かれる位置や光の入り方で見え方が違うため、使う人の手元に届いたときにやっと完成する」、「先ずは、使いたいと思ってもらいたい」と話していました。
「石川昌浩のガラス器と豊永盛人の絵付け」は、日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで今月26日(日)まで開かれています。