県道60号倉敷笠岡線のバイパス工事で、倉敷市玉島地区の整備が完了し、きょう28日から供用を開始しました。
供用開始にあわせて開通式典が行われ、伊東香織倉敷市長など関係者約30人が、走り初めなどをして道路の完成を祝いました。
開通したバイパス道路は、県道倉敷笠岡線のうち、倉敷市玉島道口と浅口市金光町下竹を結ぶ1.1km区間です。
片側1車線で、両側に歩道が整備されています。
この区間の本線は道路の幅が狭く、歩道も整備されていないため、通勤時間帯の混雑や安全確保の面などで問題がありました。
バイパス工事は2002年からはじまり、去年大規模な掘削工事が完了していました。
総事業費は、先行して開通した玉島側の300m区間を含めて約28億円です。
県道60号倉敷笠岡線は、国道2号と並行して倉敷地域と井笠地域を結ぶ幹線道路です。
倉敷市内で行われているバイパス道路の整備は、玉島側は玉島インターチェンジまで、船穂側は船穂橋から西900mがすでに完成していますが、その間を結ぶ船穂町内の1.8km区間が工事中です。
工事を担っている備中県民局によると、船穂町内の工事は2000年から始まっていますが、一部で用地買収が難航していて、全線開通のめどは立っていないということです。