地球温暖化に歯止めをかけようと、倉敷市と水島の企業が脱炭素化を目指すセミナーを初めて開きました。
倉敷市は去年6月に二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指す「2050年ゼロカーボンシティ」を宣言しています。
倉敷市や水島の企業7社で作る水島コンビナートカーボンニュートラル研究会が、水島コンビナートの企業に二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」について学んでもらおうと、今回初めてセミナーを開きました。
講師に成城大学の平野創教授や中国経済産業局の閑田英敬さんを招いて講演が行われました。
講演では、コンビナート企業が二酸化炭素を減らすために石炭火力発電の共同化や先行地域を見習った制度、国との連携が必要なことを話しました。
実際に、神奈川県の川崎コンビナートでは水素を使い燃料や電気を製造していて、カーボンニュートラルなエネルギーの供給に成功しています。
会では今後有識者を招いての勉強会の他に、今後カーボンニュートラルを取り入れる工場や先行地域の視察をそれぞれ4回程度行う予定です。