西日本豪雨災害からまもなく4年目を迎える倉敷市真備町で被災の記録を集めた展示会が行われています。
会場のマービーふれあいセンターには被災に関する新聞の切り抜きや浸水によって止まった時計など西日本豪雨災害の記録が並びます。
入り口すぐの場所には真備町の住民が撮影した豪雨被害の写真およそ100枚が展示されています。
写真には、撮影した地区と日付が添えられていて災害発生直後から避難生活までの様子が時系列で並べられています。
(見せる)また、撮影した人の声が添えられた写真もあります。
7月9日、水が引いた後の自宅を収めた写真には水害の恐ろしさがつづられていました。
この写真は、住民に提供を呼びかけ集まった3000枚の中から選ばれたもので被災直後の町の様子と住民の声をリアルに伝えます。
この他にも、真備町内の企業の、被災から営業再開までを記録した写真や行政が作成した資料、各地区のまちづくり推進協議会のこれまでの活動を伝えるパネルなど真備町復興に関わる人々のこれまでが集まっています。
この展示会は、被災から4年を迎えるにあたり水害の記憶を忘れず今後の防災のため伝承していけるようにと真備町内、7つの地区のまちづくり推進協議会で作る実行委員会が企画しました。
「水害伝承の展示会」は今月4日まで開催されています。
また、あす(2日)午前10時から展示会開催を記念した式典が行われる他、被災から復旧した真備町の飲食店によるバザーなども開催されます。