戦争がテーマの悲恋映画などの登場人物やそれにまつわる風景を描いた作品展が、玉島市民交流センターで開かれています。
会場には、香川県・小豆島が舞台の戦時中を生きた女性教師と子どもたちの物語「二十四の瞳」や、1955年に公開されたアメリカ映画「慕情」など、戦争による悲劇が描かれた映画がテーマの水彩画やパステル約50点が展示されています。
手掛けたのは、倉敷青陵高校の元体育教諭で倉敷市玉島に住む水間正雄さんです。
終戦から77年を迎える今月、絵画をきっかけに戦争や平和について改めて考えてもらおうとこの作品展を企画しました。
お気に入りの映画を中心に登場人物の似顔絵を描き、水間さんがこの40年間で描き貯めてきた作品にゆかりのある場所のスケッチを合わせて展示しています。
こちらは、第二次世界大戦中を生きた大地主の息子と番小屋の貧しい娘の恋愛物語「絶唱」を描いたものです。
映画に関する作品のほか、岡山空襲で被害を受けた岡山城のスケッチと水間さん手作りの紙製の模型も合わせて展示されています。
水間さんの作品展は、今月7日(日)まで玉島市民交流センターで開かれています。