倉敷市真備町のピアニスト橋本里香さんが、4年前の西日本豪雨で被災した際、知人から譲り受けたピアノを マービーふれあいセンターに寄贈しました。
寄贈されたのは1台の立派なグランドピアノです。
真備町有井に住むピアニスト橋本里香さんは4年前の西日本豪雨災害で自宅が全壊。
それまで使っていたピアノも水没しました。
そんな中、災害からおよそ1カ月後、「また早くピアノを弾きたい」という橋本さんの想いを知った知人、岡山市在住の原泰江さんから自宅で使わなくなったピアノを譲り受けることに。
それから4年間、このピアノを使って地域のコンサートなどに向けて練習し演奏で被災地を元気づけてきました。
そして今回、この想いがたくさん詰まったピアノをもっと地域のために広く活用してもらおうと真備町最大の文化施設マービーふれあいセンターに寄贈することにしました。
きょう(29日)行われた寄贈式には橋本さんを始め橋本さんにピアノを譲った原泰江さん、地元真備町の人々などが参加しました。
式では伊東香織倉敷市長から橋本さんと原さんへ感謝の言葉が述べられたあとさっそく寄贈されたピアノでの演奏が披露されました。
グランドピアノは、今後マービーふれあいセンターのロビーに常設されます。
マービーふれあいセンターでは今回寄贈されたピアノを使って、橋本さんの演奏や朗読などを楽しめるクリスマスロビーコンサートを12月25日(日)に開催する予定です。