KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

今年も残すところあと２週間を切りました。
大原美術館では毎年恒例、名画の年末大掃除が行われ、今年１年の埃をはらいました。

大原美術館では毎年１２月に所蔵している名画などの大掃除を行っています。
きょうは学芸員を中心に２１人の作業員が、モネの睡蓮やエルグレコの受胎告知など所蔵しているおよそ７０点の作品を掃除しました。
名画に傷がつかないように手袋をはめ刷毛を使って優しく丁寧に額縁の埃を払います。
軽くぬぐうように前面のアクリル板を拭いたあとは、普段見ることのできない絵の裏まで、掃除していました。
大原美術館ではコロナ禍の影響で去年、おととしと来館者数が例年の３分の１ほどに減っていました。
しかし今年は現時点でおよそ１８万人、年度末には去年より１２万人多い、２２万人になると見込んでいます。
人の出入りが増え、ほこりも去年より少し多くなっているという今年、来年はさらに多くの来館者を迎えようという気持ちを込め丁寧に１年分の汚れをはらっていました。
大原美術館では今年１２月から来年２月まで閉館時間を１７時から１５時に早めていて、今後も閉館後などを利用してほかの作品の大掃除を進めていくということです。
（※１２月３０日～１月３日までは１７時閉館）