倉敷鷲羽高校で岡山盲学校の元教諭・竹内昌彦さんによる「命の大切さ」や「障がい者との関わり」をテーマにした講演会が開かれました。
倉敷鷲羽高校の体育館には全校生徒およそ430人が集まりました。
講師を務めた竹内昌彦さんは岡山盲学校の元教諭で、発展途上国の目の不自由な子どもの治療の支援活動を行う「ヒカリカナタ基金」の代表を務めています。
竹内さんは、幼少期に網膜はく離で失明し、全盲となりました。
講演では、自身が受けてきた差別や、両親や恩師の支えで教諭という夢を見つけ絶望や困難を乗り越えた経験を語りました。
そして、視覚障がいがある人に出会ったら声をかけ、積極的にサポートしてほしいことや、いじめなど苦しいことがあっても死ぬという選択だけはしないでほしいと訴えました。
この講演会は、高校生の夢を拓く取り組みの一環として、国際ソロプチミスト児島が主催したものです。
倉敷鷲羽高校には、国際ソロプチミスト児島から竹内さんの著書も贈られています。