西日本豪雨で堤防が決壊した倉敷市真備町の末政川に架かる有井橋の架け替え工事が完了し、きょう(26日)午後、予定より3ヵ月早く開通しました。
先ほど、午後2時過ぎ、去年4月からの全面通行止めが解除され、有井橋が開通しました。
橋は長さ24・3m、幅13mの片側1車線で両側に歩道も設けられています。
県による末政川の堤防強化工事に合わせてこれまでよりも橋の位置がおよそ3メートル高くなっています。
これにより、増水時の流れが安全でスムーズになり堤防をふさぐ必要がなくなるため、増水時にも通行が可能となります。
また、車道と歩道の幅が広がり、橋を利用する自動車、自転車、歩行者の安全性が向上しています。
有井橋は商業施設などが多い幹線道に架かっており工事期間中は迂回が必要で、周辺では渋滞が発生することもあり、地域の人からは早期の開通を求める声が多く上がっていました。
有井橋の事業費はおよそ5億円です。
開通により、工事で発生していた周辺の渋滞緩和が期待されます。