倉敷市内の障がいのある児童・生徒による作品を集めた「倉敷っ子なかよし作品展」が倉敷市立美術館できょう(24日から)始まりました。
開会式では児童生徒代表第二福田小6年の成田 隼人さんが、「作品展の開催をとても楽しみにしていました。
みんなが一生懸命つくった作品を多くの人に見てもらいたいです」と挨拶しました。
続いて、くす玉を割って作品展の成功を祈りました。
倉敷っ子なかよし作品展は、特別支援教育へ理解と協力の輪を広げようと、毎年開かれていて、今年で34回を数えます。
会場には、倉敷市内の小中学校の特別支援学級や倉敷支援学校など合わせて82校から約3000点が集まりました。絵画や工芸といった図工科の作品をはじめ、習字や作文など国語科の作品、被服・手芸など技術家庭科の作品が展示されています。
つい手を伸ばして食べたくなるような美味しそうなピザ。
こちらは倉敷支援学校小学部1学年の17人がリアルさを追求して完成させました。
ソースの色や具材の種類、それぞれの置く場所を工夫したほか、粘土や毛糸などの素材で立体感を出し、より本物に近くなるように仕上げました。
このほかにも、子どもたちが創意工夫と努力を重ねて作り上げた作品が並び、訪れた人の関心を集めていました。
倉敷っ子なかよし作品展は今月29日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。