倉敷市は一般会計2022億円の新年度の当初予算案を発表しました。子どもの通院にかかる医療費の無料化を中学3年生まで広げることや真備町で進められている復興防災公園の整備にあわせて倉敷市中心部から小田川までのルートにサイクリングロードを作る方針を示しました。
倉敷市の新年度の一般会計予算額は2022億3300万円です。
本庁舎やごみ処理施設など老朽化した公共施設の再編整備費などが計上され前年度より108億円5.7%増え、過去最大規模となっています。
主な事業では子どもの通院にかかる医療費の無料対象をこれまでの小学6年生から中学3年生にひろげます。
事業費は22億4100万円で今年7月から適用する予定です。
可決されれば通院・入院ともに中学3年生まで無料となります。
5年計画で進められている真備緊急治水対策事業は新年度の2023年度が最後の年となります。
小田川沿いの堤防道路の拡幅に伴う工事費用に3億7600万円を計上したほか小田川沿いで工事が進められている復興防災公園の建屋などの施設を整備する費用に4億9400万円。
復興防災公園の開園に合わせて倉敷駅周辺から真備町の小田川までのおよそ8キロにわたってサイクリングロードを整備しそこでイベントを行う費用に1200万円を盛り込みました。
復興防災公園は2023年度中の開園を目指して工事が進められます。
その他、市民がスマートフォンから手続きなどが行える地域ポータルのアプリを開発します。
そのアプリでは公立の保育園や小中高校などで学校園の職員と保護者が欠席の連絡などやり取りができる機能も組み込みデジタル化推進を目指します。
当初予算案は今月17日に開会する2月定例市議会で提案されます。