今年4月に倉敷市で開かれるG7倉敷労働雇用大臣会合に向けて「働くあなたを食で応援」プロジェクトが進められています。
プロジェクトに参加している倉敷高校商業科の生徒は倉敷市や食についてより知識を深めようと講演を聴きました。
このプロジェクトは倉敷市内の生徒や学生を対象に倉敷労働科学研究所が昭和の初めに開発した「倉敷労研饅頭」の研究と、現代版労研饅頭のレシピ開発を目的に倉敷市が主催しています。
倉敷高校商業科の生徒は3月30日に倉敷市民会館で行われる成果発表会に向けて倉敷市や労研饅頭について知識を深めています。
この日(9日)は大原家について研究している玉島信用金庫の宅和博彦理事長を講師に講演会を開きました。
宅和理事長は、近代化が進む日本で過酷な労働の強制や劣悪な食事を提供していた飯場についてなど説明しました。
そのあと、大原孫三郎が設立した倉敷労働科学研究所が従業員の栄養状態改善のために開発した労研饅頭のことなどを語りました。
生徒は1月から取り組みを始め今月初めに、現在日本で唯一労研饅頭を販売している愛媛県松山市の「たけうち」を訪問したほか、現在東京都にある大原労働研究所とオンラインで勉強会をするなど商品開発に向けて準備を進めています。
倉敷高校商業科では商品開発に向けて今後も栄養に関する講演会などを行いたい考えです。