倉敷市立短期大学服飾美術学科、専攻科の学生による、卒業修了制作展が開かれています。
会場には、服飾美術学科と、専攻科服飾美術専攻の合わせて55人の作品が展示されています。
服飾美術学科には、デザインや服飾、情報などの11のゼミがあり、制作展では、これまで学んだ成果を発表しています。
メイクやファッションについて研究しまとめたものや、児島虎次郎の「朝顔」をイメージしたドレス、伝統的な幾何学模様を合わせたファッションなど、独創的な作品が並びました。
学科賞に選ばれたのは、専攻科 服飾美術専攻の延近歩奈さんです。
下津井地区で空き家やそのリノベーションが増えていることから、町並み保存地区に実際にある空き家をモデルに、活用方法を提案。
ボルダリング施設のリノベーションを考案し、瀬戸内海の島々をクライミングホールドに見立て下津井らしさを表現しました。
市長賞には、服飾美術学科2年の長尾博佳さんが選ばれました。
長尾さんは自分でカフェを開きたい夢から、コーヒーを提供するキッチンカーを制作。
店名は、「学生珈琲」で、看板メニューは青春ブレンドです。
荷台の店舗部分の制作や内装、軽トラックの塗装など、すべて自分でつくりあげました。
4月から真備町での出店が決まっています。
倉敷市立短期大学卒業修了制作展2023は26日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。