女性駐日大使や大使の夫人たちでつくる合唱団と、倉敷市内の子どもたちによる国際交流コンサートが25日、倉敷市内の教会で開かれました。
「音楽は国境を越えて」と題したこの音楽会は、音楽を通じて国際交流を深め、倉敷の魅力を世界に紹介しようと、大原美術館や旅館くらしき、それに会社経営者などでつくる実行委員会が企画したものです。
メキシコやオーストリア、ガーナ、それにオランダなど13カ国13人の大使などと、市内で活動する倉敷児童合唱団の子どもたち25人が出演しました。
女性大使などのステージでは、「朧月夜」、「故郷」、それに「中国地方の子守歌」など、なじみのある歌が披露されました。
また子どもたちとの共演では、上皇后美智子様が英語に訳され、詩人で作詞家の故「まど・みちお」さんの詩を美しいメロディーで歌い上げ、教会には出演者たちの思いがひとつになった素敵なハーモニーが響き渡りました。
ステージの司会や大使など出演者のエスコートのほか音楽会の進行や補助は、清心女子高校の生徒10人がすべて行い、国際親善と交流にひと役買っていました。
フィナーレの大合唱では、出演者が涙を浮かべる姿も見られ、関係者は国籍や人種、世代を超えた音楽会の成功を喜んでいました。