水害防止の遺跡 後世に 真備町岡田地区 「水除堤」の看板設置 西日本豪雨災害から間もなく5年が経とうとしています。
倉敷市真備町の岡田地区ではきょう(10日)、かつて地域の水害防止の役割を果たしていた遺跡、「水除堤」を後世に伝えるための看板が設置されました。
看板が設置されたのは真備町岡田地区の金刀比羅宮と薬師堂の2ヵ所です。
この2つの建物が建つ丘はともに3m近い高さがあり、かつて全長680mにわたって岡田陣屋町を取り囲んで地域を洪水から守る「水除堤」の一部でした。
昭和のはじめ頃にはほとんどが取り払われたこの貴重な遺跡を地域の人に知ってもらい後世に伝えていこうと看板を設置したのは、真備町の水害の歴史などを研究する「まび創成の会」と、その活動をサポートする岡山大学、ステンレス製の看板製作を手掛けた水島工業高校です。
看板には読み取ると岡田小の児童が「水除堤」について説明する動画を視ることができるQRコードが取り付けられています。
看板の設置に立ち会った水島工業高校工業化学科2年の大橋真さんと迫水 新也さんはともに真備町出身で、5年前の西日本豪雨災害では被災を経験しています。
また、岡山大大学院教育研究学科の松多 信尚 教授は西日本豪雨災害の翌年から「まび創成の会」に協力し、真備町内のこれまでの水害の歴史を踏まえ、災害の記憶の継承や防災活動について取り組んできました。
「まび創成の会」は今後、川辺地区や有井地区にある遺跡にも同様の看板を設置する方針です。




