倉敷市児島で医師として働きながら画家やエッセイストとしても活動していた故・村山 正則さんの鉛筆素描画作品展が倉敷ファッションセンターで開かれています。
会場には村山さんが2020年に93歳で亡くなるまでに遺した鉛筆素描画約50点が並んでいます。
「肖像」、「子供の情景」、「郷里の情景」など5つのテーマごとに作品が展示され訪れた人は、ほのぼのとしたタッチで描かれた作品に見入っていました。
『食べすぎですな!』と題されたこちらの作品からはユーモアがあり多くの患者から慕われていたという医師としての村山さんの足跡が感じられます。
この作品展は、児島文化協会会長を務め倉敷市文化章を受章するなどの経歴も持つ村山さんを顕彰し、その作品を地域の多くの人に知ってもらおうと今回、初めて開かれました。
倉敷市児島地区の文化や芸術を振興しようと村山さんも設立に携わり会長を務めた団体「蒼穹会」が主催し企画したものです。
「鉛筆素描 村山 正則 回顧展」は今月(5月)21日(日)まで倉敷市児島駅前の倉敷ファッションセンターで開かれています。
なお、回顧展に合わせ会場では村山さんの作品集も販売されています。