倉敷市はスマートフォンが普及し多くの人が緊急速報メールなどで避難指示などの防災情報を受信できる状況にあることから2025年度末に市内の防災拡声塔を廃止する方針です。
それに伴いスマートフォンを持っていない高齢者世帯など避難に時間がかかる人を対象に防災情報など知らせる緊急告知FMラジオの購入を補助する制度を6月から始めます。
倉敷市が発令する避難指示などの防災情報や緊急地震速報を受信すると自動で起動し情報を知らせてくれる緊急告知FMラジオです。
倉敷市では現在緊急時の情報を緊急告知FMラジオをはじめスマートフォンで自動的に受信する緊急速報メール、そして市内各地にある防災拡声塔などを使って市民へ知らせています。
現在、スマートフォンの普及にともない多くの人が緊急速報メールなどで防災情報を速やかに受信できるようになってきています。
こうした現状も踏まえ倉敷市は市内355カ所にある防災拡声塔を2025度末に廃止する方針です。
廃止の一方でスマートフォンを持っていない高齢者世帯などにも防災情報を届けられる環境を整備しようと倉敷市は緊急告知FMラジオの購入を補助する制度を6月から始めます。
通常1万円程度する端末を2000円で購入できるように補助します。
対象は倉敷市在住でスマートフォンを持っていない65歳以上のみの世帯や避難行動要支援者です。
エフエム倉敷や児島と玉島の市民交流センターなどで購入できます。
補助の申請には年齢を証明できるものが必要です。
緊急告知FMラジオは新しいモデルになり受注販売となるため注文してから届くまでに2ヵ月程度かかるということです。
あすからはじまるこの補助制度を利用して緊急時に向けた備えをしてみてはいかがでしょうか。
購入については指定取扱店までお願いします。