総社市井尻野の井山宝福寺で方丈の特別公開がきょう(11日)から始まりました。
雪舟ゆかりの寺 宝福寺では境内の紅葉が美しく色づくこの時期に毎年、方丈の特別公開を行っています。
特別公開に合わせて方丈には宝福寺が所有する水墨画や掛け軸などおよそ30点が展示されています。
雪舟が描いたとされる「達磨大師像」や「雲龍図」の掛け軸をはじめ雪舟の弟子 雲谷等顔の「釈迦三尊像」など雪舟ゆかりの作品が並びます。
また、江戸中期の宝福寺の住職 明室清徳が宝福寺周辺の美しい景色十カ所を書いた「井山十境」の書や天龍道人が黒葡萄を描いた六曲一双の屏風など貴重な作品を目にすることができます。
そして、今年も縁側の障子を開放。
方丈の中から庭の紅葉を楽しむことができます。
方丈の秋の特別公開はあす(12日)と19日、20日の土日に行っています。
なお、あす(12日)は老朽化に伴い屋根の修繕が行われている禅堂の工事現場の見学会も開催されています。