かつて玉野市内を走っていた玉野市営電鉄を紹介するイベント「玉野市電まつり」がすこやかセンターで開かれました。
玉野市営電鉄は1953年から約20年間、宇野と奥玉をつなぐ4.7キロの距離を走っていました。
この市電の歴史を知ってもらおうと玉野市電保存会が毎年イベントを開いています。
会場のすこやかセンターには、かつて市電を走っていた「760号」が保存されていて、イベントに合わせて車内の公開や車掌体験が行われました。
子どもたちは運転席に乗ってアクセルやブレーキのレバーを動かしたり、車内アナウンスの体験をしたりと車掌になりきっていました。
また、市電の廃線跡を市電と同じ年代に走っていたボンネットバスでめぐるツアーも行われました。
ツアーでは、玉野市電保存会の垣内雄一会長の解説とともに沿線の一部の走行や、ホームの階段が残るかつて駅だった場所などをめぐりました。
イベントでは他にも、ミニジオラマ作りやプラレールコーナーなどがあり訪れた人は思い思いに楽しんでいる様子でした。
今回で19回目となった「玉野市電まつり」は2007年から毎年開催していて新型コロナの影響で今回4年ぶりの開催となりました。