高校生の授業に役立ててもらおうと、倉敷市で機械設備工事を手掛ける会社が、水島工業高校に実験器具を寄贈しました。
水島工業高校に寄贈したのは、ものが固体から液体に変わる温度=融点を測る機械1台です。
薬品を混ぜて作った有機化合物をヒーターの上に置き、つまみを回して温度を上げながら、融点の温度を特定します。
機械についたルーペで溶ける様子を確認できます。
倉敷市東塚のプラントメンテナンス会社大和テックが今年9月、資金調達のため「SDGs私募債」5000万円を発行。
その一部を、SDGsの達成目標の一つ「質の高い教育をみんなに」の趣旨に沿って、寄付に充てたものです。
きょう贈呈式が行われ、大和テックの𠮷岡祐司社長から、水島工業高校の森尚貴校長に目録を手渡しました。
寄贈された融点測定器は15万円相当のもので、これまで学校に1台もありませんでした。
さっそく1月から、工業化学科2年生の授業で活用するということです。