建物の壁や床などをコテを使って塗り上げる左官の技術を使ったアート作品展が、倉敷市立美術館で開かれました。
会場には、左官技術を駆使した造形作品およそ60点が並びます。
手掛けたのは、倉敷市の左官アーティスト・Syさんです。
普段は倉敷市新田にある建物の基礎工事などを行う会社に勤務していて、7年ほど前から独学で左官を学び、去年12月に作家としてデビューしました。
セメントに砂や石、ガラスを混ぜたものをコテで塗り付け、アート作品を作り上げています。
こちらの作品は、「洗い出し」と「研ぎ出し」の2つの左官技術が使われています。
こちらは、県内で活動する書道家の田邉沙織さんとコラボしたものです。
龍は黒く色づけたセメントを塗り付けて立体的に仕上げ、鱗には石を埋め込みました。
左官アートと書道で力強い龍を表しています。
額縁は洗い出しを使い、細やかな部分までこだわりました。
Syさんの作品や制作の様子は、SNSのインスタグラムやティックトック、ユーチューブなどに掲載されています。