新年度から義務教育学校に再編される総社市の昭和中学校でPTAと生徒主体の「閉校祭」が開かれました。
昭和中学校で最後の催しとして開かれた「閉校祭」。
イベントにはたこ焼きや焼きそばなど昭和地区にゆかりのある店が出店しました。
なかでも長い行列ができていたのは、かつて総社市の各小学校給食で出されたカレーを再現したレトルトカレーを使ったカレーパンです。
「閉校記念カレーパン」と題したこちらは生徒たちが閉校に合わせて何かを成し遂げようと立ち上がり、地元のパン屋さんと一緒に1年以上かけて作ったものです。
生地の厚みや形など10回以上の打ち合わせを重ね、ようやく完成しました。
味は維新小学校カレーと昭和小学校カレーの2種類でこの日は合わせて200個用意していましたが、20分足らずで完売するなど大盛況でした。
この日は校舎も開放していたため、中学校には在校生をはじめ、卒業生や地元住民などで溢れかえっていました。
訪れた人は昭和中学校としての最後の校舎に浸っていました。
開校から77年間、6219人の生徒を送り出してきた昭和中学校。
4月からは、維新小と昭和小、昭和中を再編成し「昭和五つ星学園義務教育学校」として生まれ変わります。
VTRで紹介した閉校記念カレーパンは今月28日(木)から総社市のナンバベーカリーで数量限定で販売されます。