出水期を前に倉敷市は消防、警察と合同で水島地区のため池や急傾斜地の点検を行いました。
点検には、水島支所の職員と水島消防署、水島警察署の署員12人が参加しました。
水島地区には、農業用のため池が34ヵ所あります。
また、急傾斜地の崩壊や土石流の危険性がある土砂災害警戒区域が72ヵ所あり、そのうち45ヵ所は災害が起こると建物や住民に大きな被害が出る可能性がある特別警戒区域となっています。
きょう(20日)は、このうちため池4ヵ所と急傾斜地1ヵ所を調査しました。
ため池では、堤防のひび割れやへこみがないか、排水施設が正しく機能しているか、急傾斜地では岩などが浮いて危険な状態ではないかなどを目視で確認していきました。
この点検は、出水期を前に地区の安全性を確かめるとともに、行政と消防、警察の連携強化を図ろうと毎年行っています。
点検の結果、重大な危険箇所はありませんでしたが、倉敷市広江の満池の堤防に1ヵ所へこみがあったため早急に補修を行います。
そのほかのため池と土砂災害特別警戒区域は、今月中に点検する予定です。