い草の文化と生産技術を次の世代につなげようと、早島町内でい草の栽培が今シーズンから復活していて、きょう(20日)刈り取り作業が行われました。
この田んぼには、去年12月にい草の苗を4000株植えていて、7カ月で高さ1メートル20センチまで育ちました。
刈り取り作業は地元の住民など15人が参加して行われました。
い草の文化を残していこうと去年発足したグループ「ゆ田の会」の林作治会長が刈り取り方を指導しながら、作業を進めました。
最初はうまく刈り取れない場面もありましたが、コツをつかむとペースアップ。
午前9時には30度を超え、蒸し暑い中での作業でしたが、参加者は2時間かけて4000株を刈り取りました。
刈り取ったい草は、すぐに泥で染めます。
青々としたい草の色を保つためです。
こちらも、昔ながらの手作業です。
子どもたちも体験しました。
泥染めしたい草は、太陽の下で干します。
あすまで2日かけて乾かします。
早島町内では5年ほど前からい草の栽培が一切途絶えていましたが、「ゆ田の会」と早島町観光協会の企画で復活しました。
刈り取ったい草の一部は、町内で開かれるものづくりなどのワークショップで活用する予定です。