下水処理のしくみを親子で学ぶイベントが倉敷市の水島下水処理場で開かれました。
毎年夏休みに倉敷市が主催しているイベント「水リサイクル親子探検隊」には、小学生と保護者合わせて18人が参加し下水処理場の設備を探検しました。
汚れを沈める「最初沈殿池」、さらに細かい汚れを微生物が落とす「反応タンク」、下水が施設に到着してから24時間かけて浄化された水が出ていく「放流口」などを順番に見学しました。
施設について知ったあとは、顕微鏡を使い下水の汚れを食べる微生物を観察しました。
微生物のいる活性汚泥には1㎖中に2万匹以上が住んでいます。
今回はツリガネムシなど約10種類が発見できました。
こちらの実験ではティッシュとトイレットペーパーの溶けやすさの違いを比較しました。
実験と見学を通じて児童たちは下水の処理方法についての理解を深めていました。
このイベントは2008年から開催されていて今年で14回目となります。
倉敷市は、来年度以降も同様のイベントを開催する予定ということです。