医療現場で実際に使われている器具で手術を体験できるイベントが倉敷成人病センターで開催されました。
両手に持った器具を組み合わせ切開した場所を縫い合わせたり自動で臓器同士を縫い合わせてくれる機械を使ったり倉敷成人病センターの器具を使って手術を体験できます。
イベントには、市内外から13人の中学生が参加しました。
こちらで行っているのは内視鏡手術のトレーニング体験。
手元が映し出されるモニターだけを頼りに鉗子という器具を使っておはじきを移動させます。
また、こちらで体験できるのは1秒間で5万5500回振動する超音波メスです。
振動による摩擦で60度から200度の熱を発生させることができ水につけてみると・・・水は蒸発します。
臓器などを切るのはもちろん出血を止めることができます。
今回は、この超音波メスを使って臓器に見立てた鶏肉から悪い腫瘍を取り除きました。
このイベントは、子どもたちに医療の現場に触れてもらうことで近年、人数が減少している外科医を志すきっかけにしてもらおうと開催されました。