倉敷市の伊東香織市長と市内で活動する団体が意見交換をする「みらいミーティング」が初めて開かれました。
第1回となるこの日は、倉敷市内の防災士による有志団体・くらしき防災士の会のメンバー14人を招き、「災害に備えるまちづくり」をテーマに意見交換しました。
メンバーたちは個別避難計画の作成や防災教育などの市内全域で取り組む課題やそれぞれが所属する地域の自主防災組織での活動のなかで気づいた課題をあげました。
防災教育において教員たちの防災に対する知識を高める必要があることや防災士がスキルアップするための仕組みづくりなどの意見を提案していました。
倉敷市の自主防災組織率は80.3%(今年4月時点)で約20%の世帯が自主防災組織に属していません。
倉敷市連島町の三宅幹雄さんは町内会で運営する自主防災組織に対し町内会に加入していない世帯が入りづらい状況にあること、町内会がないほど小さな地域があることなどを課題として挙げた上で組織の再編成を提案しました。
みらいミーティングは伊東市長が公約に掲げる「みらいに向かう持続可能なまちづくり」をテーマとした防災や子育てなど5つの政策を軸に地域が抱える社会課題を市内で活動する団体と意見交換することでより効果的な施策に繋げようと今回初めて開かれました。
次回は、8月22日(木)に二十歳の集いの実行委員会のメンバーと「若者が暮らす倉敷」をテーマに意見交換する予定です。