倉敷を拠点に航空宇宙産業関連のビジネス開発を目指す一般社団法人MASCが、空飛ぶクルマの試験飛行を大阪府と兵庫県の境をまたぐ形で行いました。
きのう12日、大阪市の舞洲にある大阪ヘリポートを発着点に海の上を飛行し、約1・8キロ先にある尼崎市のフェニックス事業用地に設けられた空飛ぶクルマの離着陸場を往復しました。
50mの高さまで上がった空飛ぶクルマは、時速36キロの速さで海の上を飛び、10分かけて往復しました。
「空飛ぶクルマ」が県境をまたいで試験飛行したのは初めてです。
一般社団法人MASCでは、3年前に国内で初めて「空飛ぶクルマ」を屋外で飛ばすことに成功。
それ以降、倉敷をはじめ全国各地で14回の試験飛行を行っています。
今月は香川県の小豆島、和歌山県、宮城県でも実施する予定です。
また、2028年に空飛ぶクルマの事業化を目指すプロジェクトも立ち上げていて、もう一機の空飛ぶクルマを活用した試験飛行も年内に開始する目標を掲げています。