社会人野球日本選手権の中国地区代表を決める大会は最終日、三菱自動車倉敷オーシャンズが3年ぶりの出場権をかけて代表決定戦に挑みました。
第2代表決定戦に進んだ三菱自動車倉敷オーシャンズは、予選リーグで敗れた福山市のツネイシブルーパイレーツと再び対戦しました。
三菱は4回、ランナー2塁の場面で8番・森が1・2塁間を襲う当たりで守りの乱れを誘い、1点を先制します。
ツネイシもすかさず反撃します。
5回に同点に追いつくと、6回には栗栖がセンターオーバーのタイムリーヒットを放ち、勝ち越しに成功します。
さらにツネイシは追加点を狙いますが、三菱は3番手の末野が粘りのピッチングで凌ぎます。
末野投手の力投に応えたい三菱は最終回、1塁3塁と同点のチャンスを作ります。
ここで9番・杉村がスクイズを試みますが、相手バッテリーに外されます。
3塁ランナー平井がうまく塁に返り、難を逃れます。
仕切り直して9番・杉村の当たりはライトへ。
犠牲フライとなって3塁ランナーが返り、土壇場で同点に追いつきます。
そして延長10回、ツネイシの攻撃を抑えた三菱はその裏、満塁にして、途中から出場の小柳。
打球はレフト前へ抜け、三菱自動車倉敷オーシャンズがサヨナラ勝ちで3年ぶりの日本選手権出場を決めました。
中国地区最終予選を勝ち抜いて代表権を手にしたのは2007年以来17年ぶりです。
最終予選の結果、中国地区第1代表にはJFE西日本が選ばれました。
社会人野球日本選手権は10月29日に京セラドーム大阪で開幕します。




